ヨガ インストラクターのブログ

前屈が得意な人、不得意な人

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こんにちは 杉並のヨガハウス ユリアナガーデンのユリアナです。

ヨガを習いたい人がほぼ誰もが口にするのが「私体硬いんですが大丈夫でしょうか?」

体が硬い。私も関節可動が広く柔軟性がある部分と、
鋼鉄のように動かない部分とがあります。

でも「硬い」と思い込んでいる方は、

もれなく前屈が苦手で、立って体を前に折り曲げると全然手が床につかないことを
言っています。
もしくは股関節の可動域が狭く、座って足が開かないことも悩みみたいです。


でも前屈が苦手な人は、じつはそるのはたいてい上手なんです。

なんでそうなるかというと、ーーざくっとですがーー
骨盤が(仙骨といってもよいです)の傾きが前に傾いていると前屈が得意ですし、
後ろに傾いているとそり技が得意です。

なので、前屈が苦手な人は

1)足を適度に開いて座る。

2)前屈するときに、一旦腰を後ろに引いて、下腹部を引き上げてから前倒れしていく


それだけであの太ももの裏がピキピキする恐怖は
だいぶなくなりますよ。

ヨガの方もそうですが、さまざまなダンスのクラスで
息を詰めて辛そうにストレッチする人を見るたびに、
あーあ、残念なかんじだなぁと思います。

みなさん硬い硬いと言うけれど、実際は体の使い方をわかっていなかったり、
「硬い」という頭の思い込みが邪魔しているだけの気がします。
とくに頭の思い込みがいちばん「硬い」かも(苦笑い)です。


前屈ができて腰が伸びて、みぞおちに余裕ができると息が深くなります。

鎖骨ぐらいで呼吸しているのが一気に腰の深い息になります。


するとホっとします。
すると立ち姿も綺麗になります。
うまくいけばすごい満足感もある。

息って、すごいことなんですね。


普段仕事をして集中しているとき、
たいていみんな息を詰め、緊張して、自作自演で呼吸困難になっているのが現代社会です。
骨盤の動きをよくするだけで、上半身だけで巡っている何かがストンと下におちてきてくれるんです。

梅雨の時期は湿気で皮膚呼吸が妨げられ、
余計に呼吸は浅くなり、常にどーんと低気圧が全身にのっかっている感じ、
やたら眠くてダルい。

これも困ったものだけど、

ギラギラ太陽が主役になる7月8月を元気に過ごすために、
ちょっとお休みタイムでペースダウンと思ってもよいのではないでしょうか。




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