ヨガ インストラクターのブログ

夕方の風景

今日は文字通り早朝から7月出版予定の本の原稿書きをし、
お昼を食べて、気付いたら長ーい居眠り(世間では昼寝という)をしていた。


16時に歯科に予約があったのでノロノロでかけ、いまだ麻酔がとれずに
しびれるほほを押さえながら夕飯の支度をしつつ、これを書いている。


まだフリーで編集業務をしていた頃、幾度となくこがしてダメにしたお鍋のことを思い、
我が家はキッチンと私の書斎コーナー(およそ畳2帖分ぐらい)と洗濯機を連結させた。

この『振り向けばガス台』は、ありがたいことこのうえない。
揚げ物しながらPC作業可能ときたもんだ。
今も旅行先の『道の駅』で購入し、ギリギリカビ段階に突入しかけたおモチを
おかきにしている。

☆☆☆

そんなわけで午後五時過ぎには東高円寺界隈をうろちょろしながら
我が家の御用達の市場、オオゼキ東高円寺店で久方ぶりに夕方スーパーオクサマをしてみた。

この時間だとまだまだ子連れのママたちも多く、ちょろちょろと彼女らの腰丈に満たない
"ボクたち"がまとわりついている。
声を荒げて子供に注意しているママたち本人は知らないだろうが、この頃が輝くママ業スター全盛期だ。

折しも母の日直後。スーパーの壁面にはこどもたちが描いた『ママありがとう』ミニポスターが
ずらり。ほとんど意味不明曲線なぐり描きの1歳児作品から、将来を期待したくなる小学生高学年の秀作まで玉石混合。でもどんな宇宙人似顔絵でもママには嬉しいもんさ。

こんな微笑ましいものをみる私の目線はすでに完璧におばあちゃんである。
一線を退きつつも、まだまだワシもやれるわいと院政しいた老獪な政治家のごとく、である。

?。なんのこっちゃ。

そうこうしていうち、子供はすぐに大きくなって
彼女たちも今の私のようにおうちでおひとりさまになっていくのだろう。

静かな長い長い夕方。憧れのゆっくりと静かに流れる夕方。

そしてさみしいゆうがた。


昔は保育園から帰ってきた娘にまとわりつかれながら、早く寝て仕事させてくれよぉと
思っていたが、このごろは反対に『何時に帰るの(ママと遊んでくれる)?』と軽く詰め寄る。

立場逆転である。

人はその盛りのとき、シアワセなときって気付けないものなのだろう。
などと。かつて憧れた静かな夕方を手にいれた私は思ってしまうのデス。



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